2006/03/24

京都への旅3 平等院鳳凰堂





宇治の平等院鳳凰堂も、どうしても見たかった建築物のひとつで、見て参りました。平等院鳳凰堂の前に立つと、皆様お約束の10円玉と見比べるというやつですね。そして記念撮影。やっぱりやってました。約1000年前当時の京都は、大飢饉や疫病がはやり地獄の様相を呈していたそうだが、権力者達はその対策を怠り、自分達だけは極楽浄土へ行けるよう考えていた。そして貴族達は自分たちがあの世へ旅立つ時の理想を形にすべく、極楽浄土はかくもありなんということで、膨大な金と時間をかけ、当時最高の建築技術と仏師をもってして再現したものだそうです。うーん、いつの世も権力者って変わりませんね...。当時どんな思いで、職人達はこの建物を建てていたのでしょうか。歴史の重みをひしひしと感じずにはいられません。また近年弊設された鳳翔館(この建物もすごく良い!)内では、当時作られた鳳凰の像をはじめ、数々の仏像が見れました。とくに飛天という阿弥陀如来像の周りに配置されている楽器をもった小さな仏像達は凄かったです。まるで阿弥陀様がバンドを率いているようで圧巻でした。それにしてもこの建物のが建てられたいきさつを知った今となっては「平等」とは何なのか、考えさせられます。