京都への旅5 慈照寺(銀閣)
昨年は金閣寺へまわったので、今年は銀閣寺に行きました。門をくぐると出迎える盛砂、向月台と銀沙灘が何か異様な雰囲気を持って存在しています。その横にある観音殿とは対照的に、シンプルなその形態は、まるでモダンアートのオブジェのようですね。なんともいえず不思議な感じです。東山に月が登り、向月台の上に月が配置され、銀沙灘に反射した月光がキラキラと輝く様はどのようなものなのでしょうか...。想像するしかありません。それにしてもここで何よりも驚いたのが、この寺内一面にまとわりついている苔の大群。何十種類もあるようで、管理者が苔を見本として置いてあったのには、感心しました。もうそれこそ「風の谷のナウシカ」に出てくる胞子のように生えてます。いやはやびっくりです。苔と木々の緑と、白い砂、そして池に建物と、絶妙な色の配色をもって、ここの空間は形成されているようです。うーむ、アートだなぁ...。
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