2006/01/17

デザイン携帯


ドコモがFOMAの新機種を発表しました。702iシリーズを5機種なんだけれども、そのうち3機種がいわゆるデザイナーズ携帯というやつだそうです。なんかauに思いっきり対抗してますね...。今回は驚いた事に、グラフィックデザイナーの松永真氏と佐藤可士和氏に平野敬子氏と工藤青石氏のコンビときました。ちょっと前に佐藤卓氏やサイトウマコト氏などが携帯電話のデザインを手がけたりしていたけれど、なんだかグラフィックデザイナーにデザイン頼むのってどうなんでしょうね...。つまり本業のプロダクトデザイナーを使わず、ネームバリューで安易に著名なグラフィックデザイナーに頼み、話題を呼ぼうとする電話会社の策略があまりにも見え見えで、なとんもなぁと言う感じです。今回の携帯電話も実物を手に取って見ていないのでなんとも言えませんが、なんかどれも既存の似たような平面的なデザインで、表層的なデザインだけにしか見えなく感じます。プロダクトデザインはやはり簡単に出来るものではなく、いくら巨匠でもオイソレとやれるものではないのではないでしょうか。それだけに松永真氏は尊敬に値するほどのグラフィックデザイン界の大物なだけに残念です。うーん、考え過ぎかな...。むしろ今回の702iシリーズではどなたがプロダクトデザインを手がけたのか発表はありませんでしたが、ストレート端末のD702iが一番興味をそそられます。でも、これにしてもソニエリの二番煎じの印象は歪めません。うーん、19日にはauから春の携帯が発表されるようですので、そちらを期待です。プロダクトデザイナーの入魂のデザイン携帯が見たい。