2006/02/05

渡辺力展



昨日のドイツデザイン展の口直しにと思い、竹橋にある東京国立近代美術館へ「渡辺力:リビング・デザインの革新」展を見に行ってきました。渡辺力さんは日本にまだデザインという言葉が浸透していない頃から、プロダクトの分野へモダンデザインを形成した旗手です。現在御年95歳のデザイナーなのです。昨日の展示よりかは、はるかに良かったのですが、展示内容のボリュームがちょっと物足りなく感じました。もっとたくさんプロダクトを見たかったです。そんな中でも印象に残ったのが、既存の籐家具をモダンなデザインに昇華させた傑作トリイ・スツールです。伝統手法を用い、既存の形にとらわれず、美しいフォルムを作り出し、かつ実用的なもの。素晴らしいです。欲しい...。展示は3月5日まで。