ブロークン・フラワーズ
ジム・ジャームッシュの新作「ブロークン・フラワーズ」を観ました。とぼけた男の役をやらせるとピカイチのビル・マーレー主演で、シャロン・ストーンやジェシカ・ラングなど有名どころの役者さん達が出ているので、POPでわかりやすくHappy Endおちの映画なのかな...とちょっと不安を抱いて観ました。やはりカンヌ映画祭でグランプリをとれてしまう映画なのですね。全然そんなことなく、いや面白かった。人生をいろいろ考えさせられる映画です。自分の息子を産んだかも知れない昔の女を訊ねて回るロードムービーなのですが、この映画どこかビンセント・ギャロの「ブラウン・バニー」に通じるものがありますね。役者はメジャーどころでも映画はジャームッシュ節が健在です。マーレーのラストのセリフも印象的。また、アメリカの田舎の風景と少しずれたエチオピアン・ジャズが印象的に使われており、音楽センスも相変わらず良いです。マーレーが着ていたジャージも印象的だったな。見終わった後から、いろいろと考えさせられます。他のジャームッシュ作品が、無性にまた観たくなりました。
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