2006/03/31

超ブルーノート入門


前作「超ジャズ入門」(3月3日紹介)に続き、中山康樹さんの著書「超ブルーノート入門」と「超ブルーノート入門 完結編」を読みました。ブルーノートが他のレーベルとは何が違うのか、この本を読んでよくわかりました。プロデューサー/アルフレッド・ライオン、写真家、経営他担当/フランシス・ウルフ、サウンドエンジニア/ルディ・ヴァン・ゲルダー、ジャケットデザイン/リード・マイルスの4人が生み出した、奇跡のレーベルだったんですね...。とくに創設者、アルフレッド・ライオンの持つ、頑固なまでの音楽に対する美学が、ブルーノートを作り上げたのです。うーむ、凄い...。読めば読む程、アルバムが聴きたくなります。なので少しずつではありますが、これをガイドにブルーノートのアルバムを聴いております。それらを作ったミュージシャン達にも、これだけの熱きドラマがあったことを知って、驚くと同時にアルバムを聴くと、また一層深くブルーノートを理解出来ること請け合いです。また、ジャケットデザイナーのリード・マイルスは、JAZZに全く興味がなく、クラシックばかり聴いていたそうで驚きました。でもかえってその方が、客観的にデザインが出来、あれだけの素晴らしいジャケットを生み出したのかもしれません。うーん、次は何を聴こうかな...。