2006/06/16

天国へのカタパルト



先日の六本木アクシスへ向う途中、ドン・キホーテ六本木店の前を通ったのです。ちょっと前に騒がれた、屋上にジェットコースターを走らせようとしたが、周辺の猛反対にあい、建設を途中で断念したコースターのレールを見つけたので、しげしげと観察してきました。いくら夜の街六本木とはいえ、あんなところにコースターを建てて動かそうというのだから、そりゃあ住民からわんさか文句が出て反対するのも、実物を見たら妙に納得しました。常識はずれのドン・キホーテらしいと言えばらしいのですが...。確か大阪では屋上に観覧車を建てて話題をとっていましたが、対抗してジェットコースターとは、なかなかの狂気っぷりです。いわゆる前へ進んで、登りきったら後ろへ進むコースターを作ろうとしていたようで、下から見ると銀河鉄道999の線路のように見えなくもないですね。しかし今となっては、何だか祭りの後のむなしさのごとく静かに立ち上がっているコースターのレールが、六本木の街らしく、エロチックな男性シンボルにも見えます。しかも皮肉な事に、立ちっぱなしというのが、やりきれなさを感じさせます。僕自身は、ここのお店の中には入った事がありません。もともとドン・キホーテ自体、好きではないのです。お店の中の、あの圧倒陳列というやつに、やはり狂気と恐怖を感じるのです。あと、おもちゃ売り場とアダルト向けのおもちゃ売り場が隣接してたりするのはいかがなものかと思うのですが(ここのお店はどうか知りませんが)...。他にも思うところがたくさんありますが、言い出したら切りがないのでこの辺で...。六本木にお立ち寄りの際には、ぜひ見に行く事をお勧めします。そして、非常識を認識して、常識に立ち戻りましょう。