Super Normal
六本木のアクシスで行われている「Super Normal」展を見に行ってきました。プロダクトデザイナーのジャスパー・モリソンさんと深澤直人さんのキュレーションによる展示で、「普通」の中にひそむ本質的なモノの魅力を見出そうとしたものです。あまりに普通すぎてデザインを意識させないモノが、じつはなかなか手放せなかったり、愛着をとても感じていたり、存在感を持っていたりするのではないか...。そのようなモノの概念を「スーパーノーマル」という言葉に集約させて、私たちにメッセージを投げかけているなと感じました。私たちが意識せずに感じる「普通」なモノこそ、本来のモノのあり方ではないか。誤解され大量に生み出される「見た目デザイン」なモノに翻弄され、本当に良いモノが見えにくくなっている現代において、この考え方は非常に重要であると思います。ここに置いてあるモノは、誰もがどこかで使っていたり、見た事が有るものばかり。でも普段はそんなに意識して見ていないけど、知らずによく使っているのでしょう。でも、そんなモノ程、ものすごく考え抜かれて作られてるのですが、それを感じさせない心地いいモノだったりするのです。何があるかは、ご自分の眼で確かめられれば一番良いのですが。入場料無料です。行くしかない。7月2日まで。
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