特集 太陽の塔(前編)
京都に行ったついでに大阪万博記念公園まで足を延ばしてきました。目的は岡本太郎の「太陽の塔」を見る事です。もともと僕は、この万博記念公園がある千里ニュータウンで生まれておりまして、3歳の頃引っ越したのではありますが、その後また千里に7年半ほど住んでいた事があり、僕にとって千里は故郷みたいなところであります。一応2歳の頃に大阪万博には行っておりまして、うっすらとではありますが記憶も残っています。でも、ここに住んでいた頃もそうですが、ほとんど「太陽の塔」の事に関しては、さほど関心がありませんでした。その後東京に出て、岡本太郎について知り始めてから俄然興味がわき、「太陽の塔」について詳しく知りたくなったのです。そしてその後、過去に2度程見に行きました。その時はカメラを持っていかず、撮影はしていなかったので、今回こそはと撮って参りました。
まずは千里中央から万博記念公園駅へモノレールでまいります。公園の木々の中からにょっきり出ている金の頭の部分を見て、あらためてこの芸術の塊の異様さを感じます。それを察してか今にも雨が降りそうな程、雲が立ちこめてきました。近づくにつれますます興奮は高まり、いよいよ公園入り口から中に入ると、唐突にそいつは待ち構えておりました。バーン! 久しぶりに見る「太陽の塔」は、相も変わらず異様なエネルギー波を放ち続けながら、そこにドカッと立っていました。
一緒に行った彼女がまず口にした言葉は「でかーっ!」であります。写真でこの巨大さが伝わりますでしょうか? 全高約70mの巨大な芸術作品であります。いやはや本当に、あきれる程でかい...。太郎氏いわく「万博はお祭りなんだから、ベラボーなモノがないとダメだ!」...ということでこれを作られたそうですが、話はもちろんそう簡単にはいきません。しかし太郎氏は様々な圧力に屈する事無く、こいつを作ってしまったのです。うーん、とにかく圧巻。では、もっと近づいてみましょう...。(つづく)
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