SF画家 加藤直之
加藤直之さんと言えば、僕が子供の頃からSF画家の第一人者でした。とくに早川SF文庫の挿絵は有名で、その重厚でリアルな絵はとにかくカッコ良くてため息が出ます。中でもロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」のイラストはすでに伝説でした。後にガンダムに影響を与えたと言われるパワードスーツの元祖です。そんな加藤氏が自ら書いた、ご自身の絵の解説本イラスト集「SF画家 加藤直之」が出たので早速読んでみました。加藤氏のそのストイックで妥協を許さぬ頑固な性格が絵に表れている事がわかり、とても面白かったです。とくにパワードスーツに対する想い入れは、凄いものがありますね。一枚の絵に、これだけの思いが込められているは、自分も制作する仕事なだけに、その気持ちよーくわかります。なんか久しぶりに僕も絵が描きたくなりました。うーん、SFって良いですよねぇ。
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