2006/02/28

目玉の学校


モノの見方は人により千差万別ですが、この著者のシニカルでユーモアあるモノの見方には、いつもハッとさせられます。赤瀬川原平さんの「目玉の学校」は、そんな見る事についてを書いたやさしい教科書のような本でとても面白かったです。著者が以前別の本で書かれていた、裸眼で立体写真を見ることの体験をこの本でも書かれていて、久々に挑戦しました。ここで言う立体写真とは、ステレオカメラなどで撮影した写真を左右2枚並べ、左の写真は左眼で、右の写真は右目で見て、意識を拡散させながらかつ集中して見ていると、ある時、左右の写真がつながり、立体に像が浮かび上がって見えるのです。忘れずにその感覚が残っていたようで、立体に見ることが出来ました。これはとても不思議な感覚ですよ。初めての時は、自分の体の中にこんな感覚が存在しているのだと驚きます。これだけに限らず、いかに我々の眼は世の中のモノを都合良く見ているのか(見えているのか)をあらためて教えてくれる本です。筑摩書房。700円。

2006/02/27

松下一眼


ここにきて一眼デジカメが盛り上がりつつあるようです。松下電器からPMA2006で発表されました。一見レンジファインダーカメラのような形をしていますが、もちろんレンズ交換可能の一眼レフです。オリンパスからも技術提供を受けているようなので、E-330あたりがベースになっているのでしょうか。一眼レフですが、液晶画面でモニタリングしながら写せるとか。レンズはもちろんLEICAが開発に関わってます。なかなか魅力的に感じます。うーん、手にとって見てみたいです。近々ソニーもコニカミノルタの技術を譲り受けているので、一眼デジカメを発表するでしょうから、楽しみですね。

2006/02/26

表参道ヒルズ





安藤建築を身体で体感したかったので、表参道ヒルズへこの雨の中を行ってきました。オープンしてまだそんなに日がたっていないが、今日はかなりの雨なのでそんなに混んでいないかな...と思っていたら、とても混んでいました。みんなそんなに安藤建築が好きなのか...!? いやそんなことではなく、なんか原宿にきたついでに見物がてらに来てみましたという感じでなのでしょう。建物自体は商業スペースがかなりをしめるのでお店がたくさん入っているのですが、みんなとくに目的を持って店に来たのではなく、ほとんどが冷やかしのお客さんのようです。3階から地下3階まで、ゆるやかなスロープで結ばれ、中央は吹き抜けで、せまい土地なのに広く開放的な空間を感じるように作られているのは、さすがは安藤建築です。アートワークにジュリアン・オピーが参加していたりして、かっこいいですね。しかしひとつの疑問を感じました。この土地にこんなにも商業スペースが必要だったのかです。ポルシェデザインショップなんて、これだけお客が来ているのにひとりも店の中に入っていないのですよ...。もともと同潤会アパートは住居で、その空屋を利用してギャラリーなどが存在し、とてもチープな場所だったのです。でもそこが面白かった。ところが生まれ変わった建物は、ブランドひしめく高級なお店ばかり。見物して通り過ぎるだけがほとんどでは...。ただ食べ物屋に関してだけは、どこもものすごく繁盛してました。気がつけば表参道の通りも、一大ファッションブランド通りに変貌していたのですね。唯一建物の先端に、旧同潤会アパートを再現してあり、ギャラリーもありました。なんか妙に懐かしいけど少し寂しい気分におちいりました。建物はものすごく良いのですが、その使われる目的がどうなのか...。ヒルズは六本木だけでいいのではないでしょうか、森ビルさん。

HAL9000のしっぽ


猫のしっぽを観察していると、とても面白い。なんだか別の生き物がくっついているみたいなんですよね。HAL9000も当然猫なので立派なしっぽがついてます。でも、そもそもしっぽは何の役割があるのでしょう? 我々人間は、同じほ乳類でもついていませんよね。かつてはあったといいますが、進化するにつれて無くなってしまった。つまり必要なくなってしまったのでしょう。でも他の動物は、しっかりしっぽが残っています。なんでだろうか...。いつものごとくHAL9000に聞いてみた。「お前のそのしっぽは何のためにあるんだい?」。彼は窓の外を観察するのに忙しく、僕の質問を無視した。でもしっぽはゆっくりと僕に向かってふられている。そうか...! 僕はその時気づいた。しっぽは後ろ向きでコミュニケーションをとるためにあるんじゃないのか。様々な方向にふられ、うにょうにょ動くのは、言葉を持たない彼らが、コミュニケーションをとるための道具なのではないだろうか。きっと、そうだ...。「そうだよ」とHAL9000のしっぽが、僕に向かってふられていた。

2006/02/25

一澤帆布ピンチ


京都のカバンの老舗「一澤帆布」が、お家騒動で揺れているとのことです。なんでも兄弟間の遺産相続による問題らしく、一澤信三郎社長は兄の一澤信太郎氏によりすでに解任されてしまったのですが、従業員の大半が彼とともに同社を離れて別会社を立ち上げようとしており、別のブランド名でかばん製造を始める方針を表明したとのこと。よって「一澤帆布」ブランドの製造販売は当面ストップする見通しだとか。なんと...! びっくりだなぁ。「一澤帆布」には昨年京都に行ったときに訪れておりまして、とても繁盛していてそんな様子はみじんも感じなかったです。その時購入したかばんは今でもとても気に入っておりましてガシガシ使っております。「一澤帆布」のバッグは、デザインがシンプルでとても丈夫、値段もそんな高くなくてとても良いのです。和テイストが香っているのもまた良いし使い込む程味が出るバックなのです。来月行く予定の京都で当然訪れようと思っていたけど、今お店はどうなっているのでしょうか...。新ブランドはいつ立ち上がるのか!? 本当のモノ作りの本質を持っている職人さん達の事だけに、とても気がかりです。

PENTAX 一眼



現在米国で開催されている写真機材ショー「PMA 2006」で、アサヒペンタックスより開発中の一眼レフデジタルカメラが発表されました。1000万画素です。これは良さそうだなぁ。CANONも先日EOS30Dを発表しておりまして、このクラスはニコンのD200を加え、ガチンコ対決ですね。秋頃の発売を目指しているそうです。低迷するカメラ業界でペンタックスがきっちり新製品を出してくるのが、嬉しいです。むしろペンタックスの場合、参考出品ながらPENTAX 645 Digitalも出されていて、むしろこちらの方が注目ですか。1800万画素の中判一眼デジタルカメラです。マミヤの中判デジタルカメラもMamiya ZDもすでに発売されているので、この分野も活気づいてくるのかな...。しかしいよいよデジタル100%になりましたね。うーむ、どうなるフィルム...!

2006/02/24

Gold Arakawa


オリンピック、女子フィギュアフリー演技。荒川静香選手の演技は圧巻でしたね。ミスのない演技で金メダルに輝きました。いやぁ、凄いなぁ。村主選手の演技もうーん、素晴らしかったですね。しなやかでダイナミックな滑りに感動しました。メダルに届かなかったのが悔しいなぁ。彼女の演技も完璧でだったんだけどなぁ。ミキティーもがんばっておりましたが、4回転ジャンプの失敗がやはり痛かったか...。15位に沈んでしまいました。彼女はミスも多く演技全体も他の選手に比べたら、機敏さに欠けていたかもしれません。しかしここでの挑戦と経験は彼女にとって大きな糧となるでしょうから、次からもがんばって頂きたいです。やっとこさの日本勢メダル獲得。おめでとうございます。それにしても早いもので明後日にはもうオリンピック閉会式ですね。2週間があっという間です。

2006/02/23

われらデザインの時代


亀倉雄策さんに続き、グラフィックデザイン界の大御所、田中一光さんの自伝を読みました。田中一光さんは無印良品の仕事ですごく気になっていて、以前商品一覧カタログを手がけていたので、きれいで大胆なレイアウトにひかれてそれを買うのがとても楽しみでした。しかしそんな矢先の2002年1月に急折されてしまったのです。その後、一昨年の東京都現代美術館で開かれた「田中一光 回顧展」を見に行き、彼の仕事の全貌を詳しく知ることが出来ました。とにかく手がけていた仕事の量にびっくりしました。本自体は、いやみ無くさらりと読み通せて面白かったです。日本のデザインの黎明期をもり立てていったお一人です。読むとデザインの仕事がやりたくなるかもしれません。そんな一冊です。

Apple カウントダウン


AppleのHomePageを見ると、iTunes Music Storeで購入されている曲数がリアルタイムでカウントされております。下2桁は止まらずタカタカと恐ろしい勢いで動き続けてカウントされてます。曲の売れ具合がみれて面白いです。それにしてもダウンロード販売って、Appleは凄い仕組みを作ったもんですね。これは全世界21カ国でiTunes Music Storeがあるそうで、来たる10億曲目のカウントダウンなんだそうです。どうやら記念にいろいろとやるみたいですね。しかし10億曲って、ものすごい数だなぁ。そういえば来週2月28日にAppleから発表があるそうで、その内容はいつものごとく秘密だそうです。タイミング的にもカウントダウンのタイミングとほぼ重なりそうだし。かねてから噂のワイヤレスiPod登場か、intel iBook登場か、はたまたそれ以外の何かか...。前回の発表では肩すかしを食らっただけに、発表が楽しみです。わくわく。

2006/02/21

Mac Power


毎月購入している雑誌に「Mac Power」があります。今や貴重なMacの雑誌ですね。以前「MacLIFE」を買っていたのですが、BNNが突然倒産して無くなって以来、ここ数年Mac誌は読んでいませんでした。「Mac Power」は昨年の6月号からリニューアルされ、表紙のインパクトにひかれて買い始めました。ちなみに表紙デザインは佐藤可士和さんでした。その中身はいわゆるコンピーター雑誌とは一線を引き、情報デザイン雑誌となっています。すっきりとした紙面作りと今時の最新デザイン情報、そしてクリエイターのシンプルな紹介記事で、とても読みやすくなりました。今のAppleブランドのスタイリッシュなイメージを、そのまま雑誌に持ち込んだ感じです。広告ページも少なく、内容もあまりスポンサーに媚びていないので好印象。値段も780円と、以前に比べ大幅に下がりました。中でも川崎和男の連載記事を楽しみにしています。...と思ったら、今月で今の連載がいきなり終了してしまいました。うーん、残念。来月川崎和男のプレゼンイベントがあるので、事の真相が語られると思うので行くつもりなのです。

2006/02/20

ライダー変身ベルト


バンダイから大人が装着出来る「仮面ライダー変身ベルト」が出るらしい。タイプはもちろんライダー1号のもの。風車が回転するのはもちろんのこと、変身サウンドや光も劇中のものを再現。しかも本革仕様だ。これは凄い...。初期のライダーシリーズは今の30代から40代の男性は、ほぼ全ての人がやられてしまっているでしよう。こいつを装着すれば、あなたも仮面ライダーに(なった気に)なれるのです。まだ予約は受け付けてないようですが、問い合わせ殺到だそうです。藤岡弘のインタビューを収録したブックレット付きで3月下旬発売予定。31,500円。ぜひV3も出してほしいです。

Wonder Festival 2006 Winter


有明にある東京ビッグサイトへワンダーフェスティバルを見に、彼女と出かけてきました。通称ワンフェスと呼ばれるこのイベントは、海洋堂が主催する国内最大のガレージキットの即売会であります。年に2回、冬と夏に開催されているホビーのイベントです。中はとてもマニアックな、いわゆるB級文化な世界です。...と言っても一言ではとても説明しきれないので、写真で簡単にレポートです。


中はさながら見本市会場です。毎回3万人以上の人が訪れているそうです。


実物大の子ガメラが寝ていました...。


気になったもの。「七人の侍」の食玩。黒沢監督もいるし。1/35スケールで緻密な出来です。もちろん海洋堂。


実物大フィギュア。絶句する彼女。売っているそうです。


緻密な出来のキットが1500以上の各ブースで売っています。午後は人気作は売り切れ状態。


屋上ではコスプレ撮影大会が...。このような方々が多数勢揃いです。そしてカメラッ子達。持ってるカメラ機材がうらやましい。寒いのに皆寒そうじゃなかったです。そのパワーに圧倒されました。


自作のロボットも場内走り回ってました。その滑らかな動きにびっくり。みんなの大注目。


彼女もお気に入りの庵野秀明版ウルトラマンフィギュア。うーん、よく出来ています。


SWのフィギュア。こういうものを見ていると、あらためて日本の造形技術の高さに感心します。いやはや熱いイベントでした。とてもここでは全てを紹介しきれません。モノ作りに対するそのパワーは皆さん凄まじい。そして何よりも皆このイベントを楽しんでいるなと感じました。僕ら自身もとても面白かったです。次回は8月開催だそうです。

2006/02/18

少年少女


以前に紹介しました福島聡の別の単行本を読んでみました。「少年少女」は全4巻出ておりまして、基本的に短編です。少年と少女が織りなす「生」と「死」をテーマとしたお話ですね。最初はなんだかちぐはぐなストーリーが多く、何とも言えない読後感でした。だが回を追うごとに話の出来が良くなり、第4巻はかなりの傑作揃いではないかと思います。雑誌ではこの連載終了後「機動旅団八福神」へと続いておりますので、作者にとってこの作品は、八福神を描く為の前哨戦だったような気がします。福島聡は一時期漫画を描いていなかったようで、かなりブランクがあったようです(事情はよくわからないのですが...)。そのため単行本も少なく、作品に長編ものがあまりないので残念です。もっと読みたいので、これからガシガシと漫画を描いていただきたいです。とにかくおススメ。

LIVE IN ZURICH


マイルスのチューリッヒでのライヴ盤が、唐突に出ていたので聴いてみました。1960年と1958年の演奏が収められております。いずれもコルトレーンが参加していまして、熱いソロが聴けます。とくに“SO WHAT”の演奏では、マイルスの食いつくようなソロ回しはいつもの事ながら、続くコルトレーンの気迫あふれるソロとエルビン・ジョーンズのピアノソロが凄まじい演奏で楽しませてくれます。こりゃ凄い。やはりヨーロッパでのライブは、アメリカと違ってノビノビと演奏出来るからか、HOTでCOOL(?)な演奏です。ボーナストラックの1958年でのライブは、ピアノでビル・エバンスが参加しており貴重な演奏が聴けます。うーん、録音状態も悪くないし、これはおススメです。なぜだかジャケットは寒そうな窓越しに雪が降っている写真。やはりスイスは寒いんじゃな。フォースと共にあれ。ふぉっふぉっ...。

2006/02/17

格別な寺


来月京都に行こうと思っておりまして、今予習をしています。実は昨年も京都を訪れてまして、その時は祇園、清水寺、八坂神社、二条城、嵐山から竜安寺、金閣寺などを回ったのですが、まだまだ見回りたいところがあるので今年も行くことと相成りました。とくに寺などの建築物に興味があるので、何か手軽に勉強できる京都本がないものかと探して見つけたのがこれです。光文社の新書「京都 格別な寺」宮元健次著。著者の京都に対する歴史的観点からその背後に潜む様々な人の行いをふまえ、冷静な視点で、僕のようなズブの素人でもわかりやすく京都の名寺を解説しています。冒頭の京都と原爆にまつわる話から読ませてくれます。各寺のバックボーンを知る事により、より一層味わいながら寺院を見る事が出来そうです。うーん、当たり前ですが何事も歴史ありです。面白い。著者は他にも京都についての本を、同シリーズから何冊か出しているので、読んでみようかと思います。

2006/02/16

圧巻ベッグスミス


昨日は夜更かしして男子モーグルを見ていました。金メダルを取ったオーストラリアのデール・ベッグスミスには圧倒されました。その完璧な滑りと素晴らしいパフォーマンスに感動しました。いやー、すごいなぁ。銅メダルを取ったアメリカのトビー・ドーソン選手もすごかった。顔は東洋系で、他の強豪選手達に比べると小柄な印象でしたが、その滑りの迫力には圧倒されました。これらの選手達は、もうスタート地に着いた時点から気迫がブラウン管を通して伝わってきます。残念ながら日本の上野は20位でした。うーん、パフォーマンスは悪くなかったが、着地でミスってしまったのが得点に響いたようです。きびしー。がんばれ日本!

佐藤琢磨と井出有治



ようやく「スーパーアグリ・フォーミュラーワン」チームのドライバーの発表がありました。もちろん我らが佐藤琢磨選手と井出有治選手のコンビであります。うーん、待たされました。とりあえず正式に琢磨くんはシートを確保したのでホッとしました。もう一人の井出有治選手のことはよく知らないのですが、プロフィールをみるとなかなかのベテランドライバーですね。しかしF1はマシンが別物なので、がんばってほしいです。これで史上初の純日本チームの誕生です。F1開幕まであと約2週間。最初はかなりの苦戦を強いられるのが予想出来ますが、何はともあれがんばれ「スーパーアグリ・フォーミュラーワン」チーム!

2006/02/15

ソニエリJ100


ソニエリからJ100という携帯が発表です。今回も日本で使用できる携帯ではありません。欧州、中東、アフリカ、アジア太平洋、中国、米国向けだそうです。シンプルで良さそうだなぁ。どうしてこのようなエリクソン色の強い携帯は日本で出ないのでしょうか...。でもやっぱり白と黒モデルで、iPodを意識していますね。今日自分の携帯のJOGの修理が出来たとの連絡が入ったので、明日受け取りに行くつもりです。もう少しW21Sを使おうと思います。

スタバメダルチョコ


なかなかメダルのとれない日本勢に業を煮やし、金メダルと銅メダルを買ってきました。といってもチョコレートですが。いわゆるコインチョコですね。スターバックスでコーヒーを飲むときにちょっとなにか欲しくなるのでたまに買うのであります。1個80円。レジの横に置いてあります。今日はバレンタインなのでチョコネタでした。がんばれ日本。チョコをかじって応援だ。

2006/02/14

がんばれ日本


今ひとつ調子の上がらない日本勢。期待の今井メロさんもこけてしまった...。痛そうだ。大丈夫でしょうか。うーん、それにしても米国勢は強いですね。素人目に見てもハーフパイプの米国女子選手陣はすごかった。さすがスケボーの国。見事です。感心しました。今日は男子500mスピードスケート。がんばれ日本。

2006/02/13

Miles 10CD BOX


いきなり帝王マイルス・デイビス10枚組ボックスセットが登場していたので購入しました。プレスティッジ時代のベスト盤的な内容らしいです。ライナーノーツなど一切入っておらず、よくわからないのです。でも曲名クレジットはしっかり出てます。とにかく海賊版ではないことだけは確かです。中身はバリバリの50年代モダンジャズが怒濤のごとく聴かせてくれます。なにせ10枚組なので、全部聴くだけでも半日かかりますよ。いま3枚目を聴きながらコレを書いております。うーん、それにしてもこの時代のJAZZは良いです。読書や仕事の最高のBGMになります。これで驚くなかれ1,460円。全部で1,460円ですよ。値段にもびっくりしました。

2006/02/12

ネーベとグリッツ


キャラクターというのは、いろんな意味で企業や団体などをイメージづける上で重要な役割を果たしていると思います。巷を見回してみてもキャラクターはまさに百花繚乱であります。当然今回のトリノオリンピックにもキャラクターが存在しました。その名も「ネーベ」と「グリッツ」です。どうですかこのキャラ...。うーん、微妙です。左の赤いのが女の子で「ネーベ(NEVE)」。雪のイメージだそうです。右は男の子で「グリッツ(GLIZ)」。氷のイメージ。ネーベはやわらかさやエレガントさを表現し、グリッツは陽気で元気いっぱいな様子を表現したそうです。むむむむ。僕にはマシュマロとはんぺんに見えます。とくにグリッツは笑福亭仁鶴さんに似ていると思います。デザインはポルトガル人のペドロ・アルブクエルクさん。恐るべし。

トリノオリンピック


トリノオリンピックが始まりました。オリンピックを見るのは好きなので、楽しみです。今日は女子モーグルの予選を見ています。うーん、上村愛子選手はすごい。3Dエア「コークスクリュー720」を決めてくれました。見事予選通過で本戦が楽しみです。それにしてもHAL9000、テレビの上にのるのはまだしも、その裏に入ってアンテナの線を動かすのをやめてくれないかな...。映像が乱れるだろ、おい。

2006/02/11

HAL9000 FACE


笑うという感情は人間独特なものでありますが、ときたまHAL9000の顔を見ていると猫も笑うのかなと思います。猫は眼をつぶると笑っている様な眼のラインになるからかもしれません。そうして考えると、これは一種の防御的な進化なのではないでしょうか。例えば赤ちゃんが笑うのは、思考的に笑う意味がまだわからなくても、自分より大きな物(母親とか)に対しての自衛的手段が生まれながらにして備わっているからだと言われております。つまり笑顔で大人に対処するのです。猫などの小動物もこれに似たものなのかなと思うのです。そこでそうなのかとHAL9000に訪ねてみました。彼は「知らない」と一言いうと、ご覧の様な顔して寝てしまいました...。ああ真実はいつも薮の中。

2006/02/10

Sparks


探していたiPod CMで使用されているウィントン・マルサリスの曲がiTunes Music Storeで発売されたので、早速購入して聴きました。Sparksという曲はCM用の書き下ろしの曲のようでして、すごく短くて驚きました。全部で1分14秒。タイトでクールでノリが良くかっこいい曲です。今回はiTunes Music Storeの限定EPでして、セットで買うと3曲とSparksのメイキング映像や15分のライブ映像もついてきます(ただし字幕はついておりませんでした...)。これで450円。うーん、なかなか良いです。おすすめ。

ニベア


冬の季節は空気が乾燥しているからか、手がかさかさします。そんな時に役立つのがこれ。NIVEA。クリームの定番。子供の頃はお母さんの必需品って認識でしたが、まさか自分がこんなに使うとは思いもしませんでした。買ってみてはじめて知ったのですが、NIVEAはドイツの製品だったのですね。パッケージのデザインがシンプルで良いです。ロゴも印象的です。

2006/02/09

Good-bye JOG


使っている携帯ソニエリW21Sのジョグダイヤルがいきなりきかなくなりました。そうなると、こちらから電話をかける事が出来ず、画面が出せないのでメールも打てません。ジョグ操作の依存度が、使えなくなってはじめてわかりました。うーん、ちょっと困りました。まあでも電話をする事自体はあまり好きではないので、こうなるのもたまには良いかもしれません。でも、これはソニエリの携帯の事をこのblogで書いてから起こりましたので、何か因縁めいてます。やはりそろそろ携帯交換の時期なのかな。W41Sはいまいち買う気が起こらないし、neonはまだ発売してないし、やっぱりしばらくはこのまま様子見です。

2006/02/08

iPod nano 1G


いきなりの登場です。iPod nano 1Gタイプ。17,800円。今まで買うのを躊躇していた人も買いそうですね...。これに合わせてiPod shuffleも値下げしましたし。僕は第6世代iPodが待ち遠しいです。

ソニエリM600


Symbian OS搭載の携帯がソニーエリクソンから発表されました。...といっても、やはり日本ではなくヨーロッパで発売されるモノです。エリクソン色の濃い、ビビットなデザインで良いですね。使ってみたいなぁ。タッチスクリーンで手描き認識だそうです。ほぼPDAです。ソニーなんだから、これでPalm OSを搭載したヤツを日本で出してくれませんかね。それにしても、ちょっとiPodを意識しすぎな携帯ですね...。うーん、いま携帯をソニエリから離脱するかどうか迷っているのですが...。ソニエリFOMAも今だに出ませんし。ほんとに。

2006/02/06

VOSS


先日六本木ヒルズをうろついていたときに、みつけました。ノルウェー産ミネラルウォーター“VOSS”です。ボトルのデザインの美しさにやられて、買ってしまいました。ボトル自体はペットボトルではなく、ガラスで出来ております。炭酸入りとノーマルなものの2種類置いてあり、僕は炭酸入りの水はあまり好きではないのでノーマルタイプを選びました。水はかなりの軟水でとても飲みやすいですね。食事をしながら飲むのにちょうど良いと思います。このようなしびれるデザインのボトルで、日本のメーカーも水を出してくれれば良いのになぁ。このVOSSに限らず、ヨーロッパは水のボトルデザインが優れているものが多いです。センスがとても良いのでしょう。それとも文化の違いか、デザインに対するとらえ方の違いか、経済に対する感覚の違いか、水に対する考え方の違いか...。きっと全部ですね。

2006/02/05

渡辺力展



昨日のドイツデザイン展の口直しにと思い、竹橋にある東京国立近代美術館へ「渡辺力:リビング・デザインの革新」展を見に行ってきました。渡辺力さんは日本にまだデザインという言葉が浸透していない頃から、プロダクトの分野へモダンデザインを形成した旗手です。現在御年95歳のデザイナーなのです。昨日の展示よりかは、はるかに良かったのですが、展示内容のボリュームがちょっと物足りなく感じました。もっとたくさんプロダクトを見たかったです。そんな中でも印象に残ったのが、既存の籐家具をモダンなデザインに昇華させた傑作トリイ・スツールです。伝統手法を用い、既存の形にとらわれず、美しいフォルムを作り出し、かつ実用的なもの。素晴らしいです。欲しい...。展示は3月5日まで。

TOKYO CITY VIEW



六本木ヒルズでドイツデザイン展なる催し物が行われているので行ってみました。うーん、展示ははっきり言っていまいちでした。これについては何も言う事がありません。同時に森美術館でもドイツベルリンと日本東京のアートの歴史展なるものも同じ入場券で見れるので入りましたが、こちらもいまいちでしたね...。どちらもおすすめしません。それよりも今回もっとも良かったのは、TOKYO CITY VIEWでした。そう六本木ヒルズの展望室です。ここはほぼ360度東京一円が見渡す事が可能で、すばらしい眺めです。とくに今は季節が冬で空気が澄んでいるので、よく見えます。無数に広がる東京の建物がミニュチュアのように見え、いろんな事を考えさせられます。眼下に広がるこの街で、大勢の人々が様々な考えをめぐらせ、交差させ、動き、息を吸って、排泄し、生きているのが不思議です。人間はこんなも小さくちっぽけな生き物なのかと痛感させられます。ちょうど日没の時だったので、街が闇に包まれ、無数の明かりが徐々に浮かび上がる様は圧巻でした。感動です。こちらはおおいにおすすめします。

戸川書店


恵比寿にたまに行くのですが、JRの西側出口から出て信号を渡ろうとすると、いつも熱いメッセージが視界の中に入ってきます。それはビルとビルの狭間に圧縮されるがごとくに存在している古本屋「戸川書店」のおやじが発しているメッセージなのです。ご覧のように信号待ちしていると、否が応でも人間の背丈よりも長い半紙を三枚も駆使し、墨文字で書かれているメッセージが見えます。どのくらいのサイクルで書かれているかは知りませんが、行くたびにメッセージは最新版に更新されております。

文面を読むと、ほとんど商売とは関係のない事が書かれていますね...。ここのおやじさんは思想家なのか。今回もいきなり一行目には“義務は為政者のために”ときます。二行目は“権利は民のために”。もっともです。三行目“憲法は平和のために”。そうあってほしいです。...と微妙にうなずけるメッセージがいつものっています。うーん微妙。ちなみに僕はここで一度も本を買った事はありません。

2006/02/04

Cat's Eye


HAL9000がこの頃やたらと甘えてくるようになり、よく僕に抱きついてくるようになってきた。なのでHAL9000の顔をよく観察してみた。うーん、やはり明るいところでは猫の眼の瞳孔は細くなるのですね。ちょうどカメラでいう絞りの役目を果たしたいて、眼の中に入ってくる光の量を調整している。それにしても不思議だ。人間の眼の瞳孔だと丸い形のままなのに、猫の眼は細くなる。何故だ...。HAL9000に尋ねてみた。「お前の眼はなぜ細いの?」。HAL9000は言った。「ではなぜ人間は丸いままなの?」と。がーん...!! 僕は答えにつまり「わからない...」と答えました。フンとため息をつかれ、そのままHAL9000は僕の膝の上で寝てしまいました。たしかにそうだ...。なぜ人間は丸いままなのだ? むむむむ。でもひとつだけ言えるのは、丸いから人間の眼で、細くなるから猫の眼なのだということだ。