2006/05/28

UNDERCURRENT


アルバム「UNDERCURRENT」を聴きました。ビル・エヴァンスとジム・ホールのコラボアルバムです。いわゆる超名盤と言われているものなので、お聴きになった方も多いと思います。一曲目の「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」が、ギターとピアノのみの一瞬の油断も許さない極限の演奏が繰り広げられます。マイルスの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」は、スローで「間」を重視した緊張感あふれる演奏(食いつかれる様なプレイで凄い)ですが、こちらはハイテンポで緊張感が張り詰める、バトルプレイという感じですね。いや凄まじい、そして美しい。2曲目以降は、比較的スローになり、美しくピアノとギターの音色が絡み合い、夢幻的で酔ってしまうようです。そしてこのジャケットがまた美しいデザインですね。表面に一切文字を入れていないのが、また秀逸です。うーん、名盤と呼ばれる所以か。これもまたJAZZ。

HAL9000伝 その14


普段我々は昼間は仕事に出ているので、HAL9000は家で留守番しています。そうすると、一匹で遊ぶのに飽きてしまうのか、夕方から寝ているようなのです。まあ、相手をしてもらえる人がいないから仕方が無いのですが...。だが、そうなると1日のサイクルが我々と違ってくるので、夜はなかなか一緒に寝てくれないし、朝は早く起きていたりするのです。とくに一時期必ず朝の6時に起こされて参りましたね。最近は、こちらが疲れて寝込んでいるからか、彼がごそごそ起きていてもこっちが起きません。まあ、慣れというのでしょうか。彼には、なんとか我々と同じサイクルで暮らして欲しいのですが。その為には、猫村さんのように働いてもらわないとダメかな...。ニャオ。

2006/05/27

機動旅団八福神 第4巻


福島聡の「機動旅団八福神」 第4巻が発売されました。前回(1月10日blog参照)でもご紹介しましたがおさらいしますと、中国に占領され統治された日本の軍隊が、核攻撃にも耐えうる兵器「福神(ふくじん)」にて米国から本土を守る防衛隊を組織。選ばれし8人の福神乗りたちの生き様を描いた漫画です。4巻では、自衛隊と福神隊とのいざこざや、ゲリラから救出されたあとの半井の心の変化、米国の反重力装置に廃棄兵...、布施はスパイなのか...、夏目のやり場のない復讐心...などなど、あっという間に読んでしまいます。早く続きが読みたい。この作品、第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門に推薦されていたのですが、受賞はならなかったようです。残念。それにしても、作者は結末をどのように持っていくのかなぁ。楽しみです。

2006/05/26

ぼくらのマイケル情報2



マイケルがなんと東京に来るそうです。アォ! 27日に開催予定のMTVのイベント「ビデオ・ミュージック・アワーズ」でレジェンズ・アワードを受賞するためが目的だとか。27日って...明日じゃないですか。フゥー! マイケルはれいの裁判で無罪になってから公の場に出てくるのはこれが初めてだそうです。そして日本滞在中は児童養護施設を訪問したり、東京を観光したり、実業界(?)のメンバーと会ったり、古くからの友達に会ったり、ファンにも挨拶しにいくと述べているとか。さすがマイケル、忙しそうだけど、もしかしたら街中でマイケルに会えるかもしれないですよ。ポォー! 会えたらいいなぁ。シュクチャク!

V630i


またまた携帯ネタで恐縮ですが、Vodafoneの3G携帯がソニエリより発表です。いつものごとく、やっぱり日本では出ません。英国Vodafone向けのモデルだそうです。とくに音楽機能はないらしく、Bluetoothを搭載。プレミニに似た感じのスティックタイプ。うーん、かっこいいなぁ。こんなシンプルで、黒くて、丈夫で、クールで、かっこいい携帯、もはや日本では無理なのでしょうか...。

2006/05/23

PENTAX K100D


以前紹介した(2月25日blog)モノとは別のPENTAXの一眼デジカメが発表されました。「K100D」と名のるとおり「*ist」とは別シリーズのカメラとなるようで、ボディ内部に手ブレ補正機能を搭載しているのが最大の特徴でしょうか。ISO感度もISO3200まであり、相当に手ブレにかんして気を遣っていますね。画素数も610万画素あります。カメラ全体のフォルムも小ぶりでかっちり作られている印象で良いです。うーん、なかなか魅力的なカメラですね。こいつはPENTAXの相当な気合いを感じます。もちろん「Kマウント」なので、古くからのPENTAXユーザーは買うだろうなぁ。そしてそして何よりも驚いたのは、これだけの高機能で店頭価格が、ボディのみで7万5000円前後になるとか。ハイコストパフォーマンスなカメラです。早く実機を手にとって見てみたいです。7月下旬販売予定。

au夏モデル発表


auから夏モデルが発表されました。注目はやはりソニエリのウォークマン携帯W42Sですね...。ようやく出てきたという感ですが、噂サイトでは既に画像が出回っていたので、とくに新鮮な驚きはありませんでした。海外モデルの展開を考えると、むしろ遅すぎたきらいがあると思います。報道ではiPodの牙城をくずすべく、音楽ネットワーク事業を大きく展開していこうとする狙いがあると言っておりましたが...、どうなんでしょうか。今一度、これは携帯電話だという事に立ち戻るべきだと思います。LISMOはMacに対応してないし、使えても、操作面がもの凄く使いにくいし。うーん、でも電話本体自体は魅力あるモデルです。あとはカシオのW42CAが気になります。G-Shock携帯のWINモデルです。でもちょっと武骨なイメージが薄れ、スマートになってしまいましたね...。その他のモデルは既存モデルのスペック換えばかりです。デザイナーズ携帯を今回は出さなかったのが幸いでしょうか。それにしても、auもたくさん出すなぁ...。

2006/05/21

マイケル・ケンナ展 「IN JAPAN」




恵比寿の東京都写真美術館でやっているマイケル・ケンナ展「IN JAPAN」を見てきました。写真家のマイケル・ケンナがここ数年日本を訪れたおりに撮られた写真を展示していました。マイケル・ケンナといえば、最近出版されたイギリスの原子力発電所を撮影した写真集を思い出すのですが、これは本当に圧巻でした。そのマイケル・ケンナが日本を撮るとどうなるのか興味津々で見に行きましたが、やはりマイケル・ケンナはマイケル・ケンナでした。凄いっ...。6センチ×6センチのフィルムに写し込まれる光と陰は、かくも幻想的で思わずため息が出ます。日本の風景に見えませんね...。写真展の中で上映されている短編ドキュメンタリーのインタビューで本人が述べておりましたが、子供の頃から孤独が好きなのだとか。絶対的な孤独感を持って、被写体(風景)と写真家の対話から生み出す写真群。そこに込められる“静なるエナジー”は、見るものを本当に圧倒します。これが無の境地というヤツでしょうか。なんでも日本の木々達には、マイケル・ケンナが話す英語が通じたそうです(本人談)。美しいモノクロームのプリントは、1枚持って帰りたいぐらいでした。展示場で売っていた今回の作品集が、凝った装丁ですごく良かったのでこちらを買い、展示品は持って帰らずにすみました。6月25日まで。行くべし。

HAL9000伝 その13



この頃のHAL9000は、厚かましくも我々の寝床で寝ている事があります。まあ、それはいいのですが、寝ているHAL9000を見ていると、ニャウニャウと寝言を言う事があります。なんと猫も夢を見るのだなぁと感心します。しかし猫の見る夢って、いったいどんなものなのでしょうか...。食べ物をもらっている夢か。走り回っている夢か。寝ている中で寝ている夢か。ちょっと想像がつきません。寝ている顔つきを見る限りは、幸せそうな顔をしていますけど、実際どうなんでしょうか...。あ、顔を洗っている夢か。

2006/05/20

Apple Storeニューヨーク5番街



アップルコンピューターが5月19日に、米国ニューヨーク5番街に新しいApple StoreをOPENさせたそうです。この店舗がまたクールでカッコイイ。思い返せば、Jobsさんは昔から再三に渡って立方体にこだわってきました。しかし前回のMac Cubeが思う程に売れず、いつの間にやら消えていって以来、次ぎにくるCube(立方体)は何だろうと思っておりました...。こういう形で来るとは、さすがJobsさん。くーっ凄い。このガラスの立方体は、お店の入り口です。売り場自体は、ここから螺旋階段を降りた地下にあるそうです。眠らない街ニューヨークだけあって、24時間営業だとか。このお店は、今のアップルの全てを語っていますね...。自分達の理想の商品を作るのだから、売る場所も理想とこだわりを貫き通すのでしょう。これが出来る企業は、今の世の中ほとんど無いですよね。それにしても、ここに行ってみたい。

こころ


金と恋。それは、人が一番惑わされてしまうものなのか。夏目漱石は、そんな主題をズブリと我々に突きつけます。文学作品「こころ」を読んでそう思いました。なぜだか突然小説が無性に読みたくなり、夏目漱石でも読んでみようと本屋さんで文庫本を物色。漱石の作品は、新潮文庫と岩波文庫の両方から出ており、まずどちらを買おうか悩みました。表紙のデザインは岩波文庫の方が好みだったのですが、本文の文字組が新潮文庫の方が圧倒的に読みやすかったので、そちらにしました。値段も362円と安いし、文庫本はこうでなくては。しかしまあなんとも救いの無いお話ですね...。漱石作品はかなり前に「坊ちゃん」を読んで以来久しぶりに読みまして、勝手にもっとさわやかな印象を抱いておりました。でも思い返せば、「坊ちゃん」も主人公のキャラクターは明るかったものの、ストーリー自体は決してさわやかではなかったですね。この「こころ」は人間のエゴイズムをテーマとし書かれています。物語前半は、“私”の眼を通して、登場人物の “先生” についての伏線が張りまくられるのと同時に、“私”の父親と先生の対比が主軸となるのですが、全ては物語後半の長い“先生”の告白文の為にあったのだなと思いました。いやはやこれは凄い。100年前も今も、人間の内面に持つ“我執”は、全く変わらないのですね...。うーん、面白かった。次の漱石文学は何を読もうかな。

2006/05/19

ソニエリ新型


いつものごとく日本発売はありませんが...、ソニエリ新機種一気に5タイプ発表です。いちばん気になるのが「W850」ですか。スライド式携帯で、裏返すとカメラみたいなモデル。黒くてカッコ良いです。auでこんなモデルを出してくれればいいのに、なぜだか日本では出ません。いや、キャリア主体の日本では出せないのか...。本当にこれらのモデルは、エリクソンのテイストとSONYのテイストがうまく融合されていて、どのモデルもクールです。いいかげん日本でもウォークマン携帯、出してもいいんじゃないでしょうか。しつこいようですが、割引サービスはもういらない。テレビも見れなくていい。クールで丈夫な携帯が欲しいです。

2006/05/18

ボーダフォン夏モデル



秋からソフトバンクモバイルに変わるボーダフォンが、夏モデルを発表しました。目立つのはいわゆるAQUOSケータイと呼ばれる「905SH」ですか。しかしこれで本当にみんなテレビを見るのかなぁ。つづいてノキア「804NK」は、なんとか日本のキャリアに合わせたモノを苦労して作った感がただよう、折りたたみ式携帯。見た目のデザインはさすがノキアで、クールにまとめてあり、かっこ良いです。もうひとつ気になるのが、プリペイド専用の「V201SH」という機種。これはもう、もろソニエリ「SO902i」のパクリですね...。おまけに色の展開はiPodそのままだし、iPod-nanoのように薄い。ダブルパクリミックスです。でもシンプルにまとめてありますね。結局今回もソニエリはボーダフォンからはニューモデルを出さずじまいです。つまらん。

ポール離婚



年の差25歳カップルだったポールとヘザー夫婦が離婚したと英国BBCが報じたそうです。既に別居状態だったとか。えーっ...! びっくりしました。なんか今までは、よく夫妻の仲良し振りが報道されていましただけに意外でした。離婚原因については書かれてませんでした。まあ、男女の事なのでいろいろいろいろあつたのでしょうが、ちょっと残念です。たしかこの二人には、子供も生まれてましたよね...。ヘザーの地雷撲滅運動がいきすぎて、ポールがついていけなくなったとか(勝手な想像です)、アザラシ狩猟に反対して、カナダの寒いところにまで行ったりするのにポールがいやになったとか(勝手な想像です)、それともいったい...。

2006/05/17

Mac Book


久々に噂サイトの通りになりました。AppleからMac Bookの発表がありました。モニターは13インチで、しかも今回はブラックのモデルがあるじゃないですか。これもうわさ通り。スペックを見ても、僕の12インチPower Bookより当然いいし、こいつは欲しいなぁ。カテゴリー分けを見てみると、Intelノートブックはこれで一段落みたいですね。結局Mac Book Proの12インチモデルは出さないみたいです。残念。とりあえず早く実物を見てみたい。

2006/05/16

クレーン



折からのマンション建設ブームだからか、街中を歩いているとやたらと高所作業用大型クレーンが目につきます。マンション偽装問題もなんのその。自宅の郵便受けにも新築マンションのチラシが投げ込まれ、駅前ではバシバシ配っています。都心は当然土地が限られているため、必然的に上へと積み重ねていく為か、高層建築物がますます増えつつあるように感じます。会社の近くにも、幹線道路沿いにドカンと15階建てマンションが建つし、その近くでも20階建て以上のマンションが建設されています。お隣りの大崎駅前も、随分おおきなマンション郡が建つというし...、いや凄いですね。また高度経済成長期に建てられた集合住宅が、老朽化したのも手伝ってか古い建物もバカバカ壊されていく。気がつけば、一時しのぎのコインパークに変わり、いつの間にか工事が始まり、マンションが出来上がる。こんなにもマンションが増えて、余らないのかな...とかよけいな事ばかり考えます。でも確実に売れているみたいなので、みんなお金を持っているんだなぁ...と感心してしまいます。東京って本当に変貌の街ですね。それにしてもクレーンはカッコいい。そう思いませんか。

2006/05/14

1963 COPENHAGEN CONCERT


ジョン・コルトレーンのリイシュー盤。コペンハーゲンでの1963年のライヴを収録したモノです。以前2枚に分かれて出ていたらしいのですが、それを2枚組CDにまとめ直して最近発売したものです(なんかややこしいな...)。コルトレーンがもっとも脂が乗っている時期で、マッコイ・ターナー、ジミー・ギャルソン、エルビン・ジョーンズの最強カルテットです。気迫すさまじい演奏が聴けますが、リマスタリングしているとはいえ、元の録音状態が悪いのか、ところどころかなり聴き苦しいところがあります。しかしそれをも吹き飛ばす凄い演奏です。ちょっとベースソロとドラムソロが長過ぎだと思うのですが...コルトレーンとマッコイターナーは聴かせてくれます。ただひとつ変なのが、CDケースが2枚組用にはなっているのですが、裏に入っているDISK-2を取り出すのに、ケースを分解しないと取り出せないところ。ヨーロッパ盤だからかなぁ...。

2006/05/13

ブロークン・フラワーズ


ジム・ジャームッシュの新作「ブロークン・フラワーズ」を観ました。とぼけた男の役をやらせるとピカイチのビル・マーレー主演で、シャロン・ストーンやジェシカ・ラングなど有名どころの役者さん達が出ているので、POPでわかりやすくHappy Endおちの映画なのかな...とちょっと不安を抱いて観ました。やはりカンヌ映画祭でグランプリをとれてしまう映画なのですね。全然そんなことなく、いや面白かった。人生をいろいろ考えさせられる映画です。自分の息子を産んだかも知れない昔の女を訊ねて回るロードムービーなのですが、この映画どこかビンセント・ギャロの「ブラウン・バニー」に通じるものがありますね。役者はメジャーどころでも映画はジャームッシュ節が健在です。マーレーのラストのセリフも印象的。また、アメリカの田舎の風景と少しずれたエチオピアン・ジャズが印象的に使われており、音楽センスも相変わらず良いです。マーレーが着ていたジャージも印象的だったな。見終わった後から、いろいろと考えさせられます。他のジャームッシュ作品が、無性にまた観たくなりました。

HAL9000伝 その12


HAL9000に限らずですが、猫はよくあご裏部分が痒いのか、かいています。しかしこの動作は前足を使ってではなく、後ろ足で器用にかくのです。これは後ろ足でかく方が位置関係が良いからでしょうか。力が良い加減に入れやすいのもあるのでしょう。見ていると、もの凄い早さで足を動かしかいています。カキカキカキ。後ろ足の形もよく見ると、ちょうど人間でいう太ももにあたる部分の肉付きがよく、ダッシュするときやジャンプするときの瞬発力がここにかかっているみたいです。ドタバタと走り回るHAL9000を見ていると、やっぱり肉食動物なのだなぁと実感いたします。たまにはその器用な足で、僕の背中でもかいてくれませんかね...。

2006/05/12

SO902i WP+


DOCOMOの夏の新モデルが発表されました。今回は、デザイナーズ携帯は無いようですね...。それは良かったのですが、面白そうなモデルも無いですね...。注目はやはりソニエリ「SO902i WP+」でしょうか。ソニエリFOMAの防水モデルです。ちょうどauのG-SHOCK携帯みたいなものでしょうか。なかなかかっこ良いのですが、もひとつ何かが足らないような気がします。何かが...。なんかどこのメーカーも同じモデルの改良版みたいなのばかりですし。パンチのある携帯は、auの夏モデルに期待しましょう。

2006/05/10

さらば出井


いや、ちょっとやばいかな...とは思っていましたが、F1の出井選手のスーパーライセンスをFIAにより取り消し処分となってしまいました。これで彼は、今季残りのF1レースは出場出来なくなりました。うーん、なんともはや残念ですね。かなりの厳しい処分だと思うのですが、鳴り物入りでF1デビューしたとはいえ、わずか4ヶ月の準備期間に加え、あの遅いマシンに加え、やはりあまりにも経験値が低かったからか...とはいえ厳しいなぁ。セカンドドライバーはこのままフランク・モンタニーがつとめるのかな。モンタニー選手はわるくないと思いますので(琢磨選手にとってもいい刺激になるだろうし)、「スーパー・アグリ・フォーミュラー1」チームは、とにかく心機一転がんばって欲しいです。がんばれ僕らの「スーパー・アグリ・フォーミュラー1」チーム! 早くNEWマシンをー!

2006/05/09

ゴールドライタン


その昔「黄金戦士ゴールドライタン」というアニメーションがやっておりまして、僕は全く見ていなかったのですが、そのロボットの超合金は大変人気があり、とても欲しかったのを覚えています。その「黄金戦士ゴールドライタン」の超合金が25年振りに復活するというじゃあないですか。むろん完全変形可能でライター型になるのです。それによく見ると、昔のモノよりプロポーションが良くなっていますね。そして18金メッキ仕上げときている。さすがバンダイ。こいつは凄いっ...! 他にも脇ロボの「デンジライタン」や「タイムライタン」等も特製木箱入りでWEBから注文募集するという。うーん、マニアックですね。開発者の魂を感じます。それにしても25年もたつのか...。それが一番びっくりだ。

2006/05/07

植草甚一日記


植草甚一スクラップブックの39「植草甚一日記」を読み終えました。この本は、前半は1945年1月から8月15日まで、後半は1970年1月から12月31日までの植草甚一さんの日記がのっております。今で言うところのblogのはしりでしょうか(いやちょっと違うかな...)。1945年は植草さんが30半ばを超えた頃(ちょうど今の僕ぐらいだ)、1970年は60を超えた頃とその間は四半世紀も間があるのですが、坦々とした本人のキャラは、みじんも変化していない事がよくわかります。1945年と言えばね終戦の年。その頃植草さんは、東宝の劇場で働いておられたのですが、毎日のごとく東京にB29が焼夷弾の雨を降らせ、気が狂わんばかりの状況なのです。ですが彼はその事さえも、普通の出来事として、爆撃機が何機飛んできたかなどを記録しています。また3月頃までは、彼のいた劇場では洋画が上映されており、結構お客さんも入っていたりするのだから驚きます。坦々としながらも、なんとか映画という娯楽文化を守ろうとしている姿勢が日記から垣間見えて感心しました。それにこの頃も変わらず本ばかり読んでいたようで、1970年の日記も、ほぼ毎日、何冊か(時には何十冊かの)古本や洋書本を買っているのに、またまた驚かされます。この独特のライフペースを、彼は決して力を入れずに貫き通していらっしゃるのに、ほとほと感心します。興味ある人の日記は本当に面白い。そしてその生き方に、ちょっと憧れますね...。

hacknet




代官山と恵比寿の間にある洋書屋さんで、「hacknet」というお店があります。この界隈に行ったときは必ず寄るお店です。ここは主にグラフィック・アート系、写真、ファッション、建築からプロダクトデザイン系等の本が置いてありまして、本を眺めているとつい長居してしまいます。もともと大阪にお店がありまして(現在改装中/2006年8月梅田OPEN予定)、数年前に東京へも進出してきました。店長自らセレクトされているBOOKを見ていると、そのセンスを感じます。店内はそれほど広くはないのですが、とても居心地がいい空間に感じます。このお店の内装はAPE等のお店でおなじみの片山正通氏が手がけられたそうで、たまにCM等でもこのお店を見かけます。さすがです。もし代官山界隈に行かれる際は、ぜひとも立ち寄ってみて下さい。BOOK好きにはとくにおススメです。

2006/05/06

ご近所キャッツ [第1回]



シリーズ「ご近所キャッツ」。その第1回は代官山の裏猫、平吉さんの登場です。平吉さんは、代官山のとあるマンションに暮らしており、天気のいい日にはこのようにベランダの観測台にのって、外を観察しているそうです。この観測台、なんと3階の高さにあるのです...!! 怖くないのでしょうか。早速聞いてみました。「そんな高いところにのって、怖くないのですか?」「フミッ? 私はこうみえても猫ですよ。猫が高いところを怖がってどうするんですか」「あ...、いやごもっともです。失礼しました。ところでそこから何を見ているのですか?」「うん? ここからかい。ここからあんた達人間の生活を眺めているんですよ」「えっ!? そうなんですか。人間の生活を見て面白いですか?」「ニャフフッ...。面白いねぇ。あんたたち人間の生活は、ひどく滑稽で見ていて飽きないよ」「そうですかねぇ」「ほら、となりのマンションのあの夫婦、また喧嘩をはじめたよ。ニャハハ。奥さんがついに包丁持ち出した」「えーっ! それはいけない」「あんたら人間って、本当に争いが絶えないね。しょっちゅう喧嘩している」「でも猫だって争いませんか?」「それは野良達だろ。あいつらだって食うために必死なんだよ。でもあんた達は違う。くだらない事でいがみ合ってばかりいるね」「はーっ。返す言葉がございません」...という具合に、猫の平吉さんにいろいろ教えられる始末でした。平吉さん、ありがとうございました。

iTrip3



車を運転しているときの楽しみの1つは、やはり音楽が聴ける事でしょうか。スピーカーから流れるBGMをバックに、ウィンドウのスクリーンに写される風景を見つめ運転するのは、なんとも楽しいですよね。僕が車を手放してから結構たつのですが、こんな天気のいい日には、やはりドライヴでもしたい気分です。でも好きな音楽を聴くのにCDを持ち込んで、せまい車内で取り替えたりするのは、ちょっとわずらわしいですね...。そんなときに役立つモノがこれ。「iTrip3」はFMデジタルトランスミッターで、iPodから音楽をFM電波にのせてとばす事が出来ます。これを使えば、車内のスピーカーでiPodに入っている音楽をFMラジオを通して聴けるというわけです。以前から手に入れようとは思っていたのですが、いかんせん車に乗る機会が減ってしまったので(仕事で乗るくらいです)忘れてました。アップルストアで割引商品だったので手に入れ、早速自宅のFMラジオで聴いてみました。ラジオのスピーカーを通すと、なんだか聞き慣れている音楽が不思議とまた違って聴こえます。うーん、これは良いかも。早く車内でも聴きたいなぁ。

2006/05/05

本城直季「small planet」展





またまた写真展ネタです。代官山の「(g)」で行われている本城直季「small planet」展を見てきました。この方の撮られる写真を初めて見た時は、久々に脳が驚いて振動しているのを感じました。どう見ても精密に作られた鉄道模型の風景写真と思いきや...、実は現実の風景。えーっ...、いや確かによく見ると現実の風景を大俯瞰で撮られている。この頃かなりあちこちで彼の写真を目にするので、皆さんも見られた事があるかもしれません。最初は新鮮な驚きを感じます。ちょうど立体写真を裸眼で見れたときの驚きに似てるといったらわかりやすいでしょうか...。いやわかりにくいか。でもこれって、子供の頃から小さなミニカー等で遊び、積み木でビルや街を作って遊んだときに培われてきた神の視線ですね。この無邪気な視点から、そのままシニカルな視点へと持っていかれます。これは面白い写真です。ところで「(g)」とは、good design companyというグラフィックデザインの会社が色々なイベントを企画する「ギャラリーのようなもの」だそうです。代官山駅から徒歩5分ぐらいのところにありました。少しわかりづらい場所ですね。最初かなり迷ったのですが、おかげで代官山の裏道を散策できて面白かったです。5月12日まで。急ぐべし。

給水塔



ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻の撮影による「給水塔 “WATER TOWERS”」の写真集です。かなり有名なので、ご覧になった方も多いと思います。この夫婦、約30年にわたり給水塔の写真をヨーロッパからアメリカに渡り、ある一定の条件下で撮り続けそれをまとめた写真集です。それぞれの給水塔のカットには年月がものすごくはなれていたりするのですが、そのクオリティがみじんもブレていないのに驚かされます。コンセプトありきの写真ですが、その給水塔の異様な形態と存在感に、ただもう息をのむばかり。凄すぎます...。夫妻には他にも「溶鉱炉」という写真集もあり、こちらも凄いですが、やはり「給水塔 」の方が圧巻ですね。昔リブロポートから出ていたのですが、リブロポート自体がなくなってしまったので輸入版でしかお目にかかれません。僕は英語版を手に入れたのですが、ドイツ語版もあるようです。日本にも給水塔はあるので、今度近所の馬込給水塔を鑑賞してこようと思います。

ガラスのアップル



先々月、彼女がふらりと(正確にはドタバタと)行ってきた新島で買ってきてくれたお土産です。リンゴの形をしたガラス細工のペーパーウェイト。僕が毎日リンゴのコンピューターを使用しリンゴのレーベルの音楽隊が好きだから、リンゴを選んでくれたようです。なんでも新島には、イタリアのリパリ島と新島でしか採れないコーガ石なるものがあるそうで、これを利用してガラス製品を作るとこの透明感のあるオリーブグリーンになるそうです。ふーん。他にも研磨材・入浴用軽石などがあるとか。いやなかなか美しいですね。置物としても、この小ぶり感がいいです。HAL9000にいたずらされて割られないよう、高いところに置いておこう。

2006/05/04

HAL9000伝 その11



今日は天気がよかったので、ベランダの窓をあけて部屋の中に風を通していました。HAL9000もベランダに出て、早速ダダをこねる子供のごとく、コンクリに身をよじらせておりました。HAL9000は完全に室内で飼っているので、やはり時々外の様子が気になるらしく、ベランダに出るとその後、外を観察しています。やはり音のするものに敏感に反応するので、バスなどの乗り物を見ていたり、歩いている人を見たりしているようです。ところがそれ以外にも、僕でも彼が何を見ているのかわからない時があります。その視線の先を見ても、とくに何も見当たらないのですが、HAL9000は一生懸命観察しています。じーっと...きっと彼にしか見えないものを見ているのでしょう。ふーむ。


golden circle Vol.1


美しいジャケットはやはり総じて中身も美しい。いや中身が美しいから、ジャケットも美しくなるのか。いや両方でしょう。それが名盤と呼ばれたるゆえん。無性にまたブルーノートを聴いてみたくなり、オーネット・コールマンのライヴ盤 “golden circle Vol.1”を聴きました。黄金のトリオは、冬のストックホルムで熱くてクールな(?)演奏を聴かせてくれます。JAZZにまったく興味がないデザイナー、リード・マイルスは、フランシス・ウルフの写真を昇華し、ここでもまたシンプルで美しい傑作なジャケットを生み出しました。そしてルディ・ヴァン・ゲルダーがいつものごとく手腕を発揮し、ブルーノートサウンドをミキシング。ここに完璧なる1枚のレコードが誕生したというわけなのです。うーん、かっこいいなぁ。もう一回聴こ。

2006/05/03

ライカ銀座店




銀座に行ったので、ライカ銀座店を見てきました。赤いライカマークの小さな看板が印象的な外観です。しかし中はぜんぜんお客さんが入っていない...。さすが銀座だからか、高級ブティックのような雰囲気でした。1階には、商品が展示してありまして、おなじみのライカMシリーズにRシリーズ、デジカメに交換レンズから双眼鏡まで、ほぼひととおり置いてありました。店員さんが意外に気さくな感じで、お店の案内パンフレットをくれました。店員さんありがとう。店内にライカデジカメC-LUX 1が置いてあったので、いつ発売になるのか聞いてみました。5月16日発売で予約受付中とのこと。うーん、欲しいなぁ。などと見てたらお客がぽつりぽつりと入ってきました。やっぱり皆デジカメが気になるみたいです。他の商品は天文学的数字の値段ですからね...。現実的に買えそうなライカはやはりデジカメか。OEMだけど。2階ではエリオット・アーウィットの写真展がやっていました。写真展の他に書籍等が置いてあり、興味深かったのは、奇跡のライカカメラの展示。ベトナム戦争で弾丸を受けたがライカのおかげで助かったという伝説のカメラや(弾丸を受けてひしゃげた跡が生々しい...)、ヒンデンブルグ号の爆発の時乗客が持っていたライカ(レンズが溶けかけていたが原形は保たれてました)や、F4ジェット戦闘機に乗って使用していたが、戦闘機同志が接触して墜落し、後に発見されたが壊れていなかったライカ等が展示されていました。凄いなぁ。また、ここでは紙焼きのプリントサービスもやっているそうです。もちろんプロの職人技の手焼きプリントだそうです。ふーん。また来ます。

2006/05/02

スタバのmints


先日、家で飲む為のコーヒー豆を買おうと自由が丘のスターバックスコーヒーに寄ったのですが、そこでレジ横にミントケースが置いてあるのを見つけました。このケースがもの凄くカッコいいなぁ...と思い、さっそく購入。中に入っているのは、いわゆる普通のミントでしたが、コーヒーを飲んだあとの口直しにはちょうど良い感じです。もうひとつガムも売っていましたが、こちらは次回にしました。しかしさすがスターバックス。こういうちょっとした小物にまで、徹底してデザインテイストにセンスの良さが光ります。スタイリッシュで、味も見かけもクールです。ポッケに入れても、ケースがハードなのでつぶれずなかなか良いです。ところで話変わりますが、以前同じ店でコーヒー豆を買ったときスタバの店員さんに、今度このコーヒーの袋を持ってきてまた豆を買えば少し値段が安くなりますよ...と言われたので、空袋を持っていったのです。ところが今回は、空袋に入れるとなると量り売りになるので40円高くなりますが良いですか?...と言われたのです。安くなるはずが高くなる? よく意味が分からなかったのですが、後ろでたくさんの人が並んで待っていたので、じゃあ新品でいいですといって新しいものを買いました。それにしても、意味がよくわからないなぁ...。こんど行ったら、ちゃんと詳しく聞いてみよう。

2006/05/01

dictionary 109


以前紹介(3月9日blog)しましたフリーペーパーのdictionaryの第109号が出まして、いつものごとく苦労して手に入れました。今号の特集は、毎年恒例の「T-SHIRTS AWARDS 2006」です。Tシャツ好きな人達がTシャツつくって、投票し合うってイベントです。なかなかセンスあるTシャツがずらりと紹介されています。これを見て、いつも自分が気に入ったTシャツを手に入れるぞ...と思うのですが、あれよという間に夏が過ぎて手に入れられずじまい。今年こそは一着買いたいなぁ。それにしても、相も変わらず濃い内容です。そういえばdictionaryってポッドキャスティングもやっているんですよね。いろいろやってるなぁ...。